資本金とは
事業の元手
資本金とは、商売の元手のことです。いったん会社を設立して出資したその時点から、そのお金は個人のものではなく会社のお金になります。個人事業と違い、私生活で必要なお金を会社から引き出して使うことはできません。
会社法では、1円以上の資本金で会社を設立できることになっていますが、現実的には1円で事業を始めることはできません。では資本金はどの程度用意すればよいでしょうか。業種によって決め方は様々ですが、開業に必要なお金と運転資金を計算すると、一定の目安がでます。
①(開業資金)
・設備資金
・店舗等の保証金
・車、PCなどの資産購入費
・会社設立費用、許認可手続費用 など
②(運転資金)→3か月分程度
・人件費
・家賃などの固定費
・仕入れ代金
・交通費、通信費 など
以上のすべてを自己資本で賄うことができれば理想ですが、融資によって資金を調達する場合は、①と②の合計額の30%~40%程度を資本金としておくと、希望の額を借り入れしやすくなります。
資本金が1,000万以上になると均等割という税金が高くなったり、初年度から消費税の課税事業者になるので注意が必要です。
