会社設立にかかる時間
株式会社設立のご相談をいただきました。
最近は合同会社よりも、株式会社の設立を希望される方が多いですね。
まず最初の相談で、設立にあたって決めるべきこと、
必要な書類や費用などをご説明します。
次に、スケジュールを組み立てます。いつまでに何を決める、
何を用意する、という具合です。
このとき、会社の「設立日」の目安をご案内することができます。
もちろん希望の日があれば、それに合わせて予定を組みます。
株式会社と合同会社では、登録免許税など法定費用の差もありますが、
かかる時間にも差があります。
合同会社よりも、株式会社の方が設立には少し時間がかかります。
理由は、「定款」を作る手順に違いがあるからです。
どちらの法人にも、設立には「定款」が必要です。
株式会社の定款は、「公証人が認証」をしなければなりませんが、
合同会社は、この「公証人の認証」が不要です。(これの理由はまた後日)
公的な手続きのステップがひとついらなくなりますから、
当然手続きも早くすみますね。
さて会社設立にかかる時間です。
法務局の混み具合にも左右されますが、会社設立の完了日を
「登記簿や法人印鑑証明を受け取った日」とするのであれば、
合同会社は最短で5~7日程度で完了することができます。
一方、株式会社は「定款認証」が必要ですから、
10日~14日程度必要になります。
どちらも、必要書類の用意や出資金の払込みを滞りなくできた前提に
なります。役員や出資者が複数いる場合などは、時間がかかることが多いです。