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売上と原価、経費、利益の計画

​売上-原価-経費=利益

 売上げに対して原価はどれくらいか、どんな経費がいくら必要か、利益はいくらになるか。これを数字と期間で表したものが損益計算書です。

 売上の数字には、客単価や回転数など、根拠も説明できるようにします。価格設定は、市場価格やライバル店との競合なども考慮します。値下げだけで挑む価格競争はマイナス評価です。

​ 原価や必要経費は妥当でしょうか。固定費が大きすぎると資金繰りが圧迫されます。売上をあげるため必要なものにお金をかけることは大切ですが、「今でなくてもよい」ものに最初からお金をかけることは避けるべきです。

データの分析
原価率と利益率をしっかり把握

 小売りであれば仕入れ価格、製造であれば材料費や運搬費など、建設業であれば労務費(外注費)などが原価です。業種によって原価率はさまざまですが、損益計画を立てると数字で見えてきます。

 必要経費も、本当にそれだけ必要なのかをよく調べたうえで計画に入れます。「売上」に対して「必要なお金」の大きさがどれくらいかによって「利益」の割合が決まります。

 

 審査する側はこの点も重視しますから、売上げの大きさだけにとらわれず、総合的に説得力のある計画を作り上げることが大切です。

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