建設業許可のハードル、「書類」のチカラ
「仕事がありすぎてまわせない」
建設業許可のご相談にいらっしゃったお客様の言葉です。
ちょっと前までの建設不況時代がうそのようですね。
最近の沖縄の建設業界はとにかく景気が良いようです。
個人事業で数人の職人を抱えてやってきたけど、請負額が大きくなってきて、
建設業許可がなければ契約がとれない、元請さんから
「早く許可をとってくれ」と言われて焦っていると話されます。
「許可申請」というと、申請すればいつでも取れる、というイメージを
お持ちの方は少なくありません。
例えば飲食業の営業許可。講習を受講すれば食品衛生責任者として登録し、
許可をとることができます。
ほかにも、風営法や運送業などで「許可 」をとろうと思うと、その要件に
必要な資格をとったり、設備を整えたりすれば許可はとれます。
一方で建設業の許可は、「過去に」建設業の経営や、経営を補佐していた
経験を証明することが要件で、その証明書類が必要になります。
具体的には、許可を取ろうとする業種での経営経験が5年以上必要です。
その期間を証明するためには、工事契約書や発注書、確定申告書の写しを
その期間分添付することになります。
事務員さんがパっと出せるようであればスムーズです。(とても嬉しいです)
そうでなければ、事務所内の捜索活動開始です。(僕も手伝います)
その書類が数枚あるかないかで、今後数百万、数千万の仕事の請負が
左右されるなんてこともあるわけですね。
書類整理は、きれいにしていると良いことありますよ。社長。